第6話
「こんばんは〜・・・・だれかいませんか〜・・・・・」
あおいは森の中で見つけた一軒家の入り口に向かって呼びかけました。すると・・・
「あら〜こんな森の中で女の子のこえ…どなた〜?」
中から出てきたのはポニーテールをしたウルトラセクシーダイナマイトバディーの美少女でした。
「(うわ!すごいかっこう・・・・)」
その少女の衣服は彼女の体の線を惜しげもなく披露したレオタードスタイルだったので、あおいはしばらく言葉が出ませんでした。
「あの…道に迷ったんでしょ?それでしたら今晩はここに泊まっていっても大丈夫よ。・・…ちょっと大所帯だけど・・・・」
「あ・・・・・・・はい!ありがとうございます・・・・・・・」
黙ったままのあおいを見かねて少女は自ら声をかけ、あおいを家の中に招き入れました。すると・・・・
「・・…おまえは敵か?味方か?・・…」
家の奥から小さいながら低い声が響いてきました。
あおいは奥のほうを見詰めましたが、姿はまったく見えませんでした。
「あら・・、ごめんなさい。まだ紹介していなかったわね・・・・…出ていらっしゃい!チームブルー」
少女が呼びかけると、家中のあちらこちらからソフトボール大の大きさの生き物が合計7つ、テーブルの上に集結したのでした。
「改めてご紹介いたします。私はこの森の監視員をしています、
ユイリィ=バハナと申します。
そしてこの子達はこの森の先住人であるハイペリオン族の最後の生き残りよ。
さあ、この女の子にちゃんと自己紹介しなさい」
『・・…ブルー……』
『フーだ!』
『リュウです』
『ソン』
『クリフよん』
『あたしはミシェル』
『・…みんなはチャーリーって呼ぶけどホントは』
「どうぞよろしく〜〜〜!!!」
「ところであなたのお名前は?」
「・・・・・あの・・・・あおい・・・・て、いいます。よろしくおねがいします・・・・・」
一人+7人の勢いに圧倒されていたあおいは、それだけを言うのがやっとでした。
そして、あおいはこの日からしばらくこの小屋で過ごすことになったのです。
そのころのお城……
「お妃様!大変です!」
「どうしましたか?エリナさん・・・」
「ヘイガ―が『捜索隊』の面々を引き連れてお城に攻め入ってきます!」
「ナなんなあな!!!!なんですってえええええ!」
・…どうやらヘイガ―は自ら身に纏う『カメレオンマント』の力の暴走により自らの妄想
(ルクスン王と結ばれること)を爆発。
そのままの勢いで王に夜這いをかけにきてしまったらしいのです。
「エリナさん、予定変更です!こうなったらあの『切り札』を使います!」
「わかりました、ファイナさま!」
お城の戦いやいかに!